雑多記録

映画などのレビューやら感想など。ネタバレも含む。

猿の惑星シリーズ

見た媒体:スマホ

サービス:ディズニープラス

 

ディズニープラスで視聴できる猿の惑星シリーズを一挙に書く。

見られる作品

【オリジナルシリーズ】

猿の惑星』 (1968)
『続・猿の惑星』 (1970)
『新・猿の惑星』 (1971)✕
猿の惑星・征服』 (1972)
『最後の猿の惑星』 (1973)✕

 

猿の惑星といえば!という作品たち。

ストーリー展開としては時間ジャンプを行った地球人が新天地を目指して旅に出るが途中で墜落してしまう…そこは猿に支配されている惑星だった…という感じ。

なぜ地球を離れて新天地を求めているのかについては言及されていないが、見ていくと十分想像できる作りになっており感心した。

また、当時の技術としてCGは難しい。そのため猿たちは着ぐるみである。しかしこの着ぐるみがまた猿の惑星たらしめていると言っても過言ではない。

所々冗長な部分はあるが、この当時の映画では仕方ない。

猿の惑星・征服』 ではサラッと重要な事が言われていたりするし、このオリジナルシリーズの設定はリブートシリーズを観たときに非常に気持ちよくリスペクトされているため、是非見てもらいたい。

 『続・猿の惑星』のオチはどうかなって思いましたまる。

 

【リメイク】

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』 (2001)

 

人類が宇宙進出をしている設定。

時空嵐に巻き込まれた宇宙飛行士が単身不時着したのは猿が支配している惑星だった…。

おおまかのストーリーは踏襲している。

ただ、人間が普通に喋るし、結構理性的なのでなんで支配されちゃってるのかに説得力が無い…。

将軍のアーマーデザインとかはかっこいいのと結構アリが可愛いと思う(小並感

CGは格段に向上している。

オチについては賛否両論だが、完全にパラレル説を推したい。時空嵐は万能。間違いない。

 

【リブートシリーズ】

猿の惑星: 創世記』 (2011)
猿の惑星: 新世紀』 (2014)
猿の惑星: 聖戦記』 (2017)

 

時は現代。アルツハイマー特効薬を研究中に実験に使用していた猿が高い知能を持つことを発見した。しかし逃げ出そうとして殺されてしまう。だが、子供を身ごもっていた事がわかり研究者の家で引き取ることに。高い知能は遺伝することがわかり、手話で会話も可能になるほど。順風満帆に過ごしていた研究者と猿だったが、アルツハイマー特効薬には強い副作用があり、問題が出てしまう。さらに別の特効薬の研究を行うことになったが…。

 

というような序章。

オリジナルシリーズでは単作でも問題ないがリブートシリーズは三部全てを見る事をおすすめする。というか多分見始めたら見るだろう。

なぜなら面白いのだ。

はじめから猿の惑星になっているわけではなく、猿の惑星に至るまでを描いている。オリジナルの征服もある意味そうだが、それよりも丁寧だ。(ベクトルは違うので征服は征服で観た方が良い)

またオリジナルシリーズと異なる点では猿がフルCG。ただ、このCGのクオリティは高く、見ていて違和感はない。

人間と猿、猿と猿のやり取り、それぞれの思惑などが交差する状況などで感情移入も忙しい。

また、ストーリーに大きくツッコミを入れたいと思うような部分が少ないため、納得しながら見ることができる。

オリジナルシリーズを履修していると随所にオマージュが紛れ込んだり、あ~アレ!みたいな演出がある。

必修ではないが、見ているとより楽しめるだろう。

 

終わり方もキレイだし、全体的にまとまっている。

ここ最近の映画の中では面白かった。また機会があれば見たい。